肉体労働の疲労回復に効果がある方法を解説

肉体労働をしている人の中には疲れが取れない、体がだるいといった悩みを抱えている人がいると思います。

当記事では、肉体労働をしている人も疲労回復に効果が期待できる方法を解説します。

肉体労働をしていて疲れが取れない、疲れにくくなりたいと考えている人は参考にしてみてください。

肉体労働の疲労に種類がある

肉体労働をしている人の疲労には種類があります。疲労の種類は大まかに言えば、肉体的な疲労と精神的な疲労の2種類です。

どちらの疲労も体の疲れやだるさを感じる原因になります。

そのため、肉体労働で体を使っている人でも、体に感じる疲れが筋肉の疲労によるものだけではない可能性があります。

【疲労の種類】

種類概要
抹消性疲労筋肉疲労
眼精疲労 など
中枢性疲労精神疲労
神経疲労 など

たとえば、倉庫業や建築業で資材や荷物の運搬をしている場合は、筋肉が疲労するため、抹消性疲労です。

一方で、人間関係の悩みや仕事のストレスによって脳が疲労することを中枢性疲労といいます。

肉体労働をしている人でも、SNSの利用や仕事関係の悩みなどで精神的な疲労やストレスによって肉体的な疲労を感じる場合があることに注意してください。

肉体労働の疲労回復が期待できる方法

肉体労働の疲労回復が期待できる方法は、「休息の質を高める工夫」と「ストレスを溜めない」ことです。

具体的な行動を4つご紹介します。

  • 栄養バランスの整った食事
  • 質の高い睡眠をとれるようにする
  • 入浴する
  • 有酸素運動やストレッチを取り入れる

それぞれ解説します。

栄養バランスの整った食事

肉体労働者が疲労回復を意識する際は、食事の見直しから始めてみてください。

栄養バランスの整った食事をすることで、疲労回復と疲れにくい体作りが期待できるからです。

とくに、普段朝食を食べいない人や丼もの、ファーストフードが中心の食生活を送っている人は注意が必要です。

偏った食生活は、体を動かすためのエネルギーを作り出すための栄養素が不足してしまう可能性があります。

ほかにも、水分補給も疲労回復に重要です。水は、体の体温調整や栄養素を体中に運ぶ役割を担うとされているためです。

また、肉体労働をしている人は汗をかく場合も多く水分が不足しやすい傾向にあるため、脱水症状や熱中症などのリスクも高いです。

肉体労働をする人で体が疲れやすいという人は、偏食を避けてこまめな水分補給を意識してみてください。

質の高い睡眠をとれるようにする

肉体疲労の回復には睡眠の質が重要です。

眠りが浅い人や途中で起きてしまう人は、成長ホルモンの分泌が乱れて疲労回復を妨げてしまう可能性があるからです。

成長ホルモンの分泌は、入眠後の深い睡眠(レム睡眠)で行われるとされています。

そのため、睡眠時間も大切ですが、睡眠の質を高めてレム睡眠に入れるようにすることも重要です。

質の高い睡眠をとるためには、寝る90分前にお風呂に浸かる、寝る直前はブルーライト(スマホやパソコンの画面)をみないことなどに効果があるとされています。

なお、最適な睡眠時間には個人差があると言われているため、一概に効果的な睡眠時間を示すことはできないとされています。

寝不足を感じる人は、寝る時間を増やしてみたり昼寝を取り入れてみて、自分にあった最適な睡眠時間を見つけてみてください。

入浴する

疲労回復の方法として、入浴の習慣を取り入れるのも効果が期待できます。

入浴は、体を温める意外にも様々な効果が期待できるためです。

【入浴に期待できる効果】

作用概要
温熱作用体が温まること疲労回復・快眠・リラックスなど
静水圧作用体全体に水圧がかかることむくみ解消・疲労回復など
浮力作用リラックス・腰痛の緩和 など
参照:入浴法および入浴習慣が心身に及ぼす影響に関する研究

入浴は、入浴に期待できる効果の表で紹介している通り、疲労回復やリラックスに効果が期待できます。

そのため、肉体的な疲労や精神的な疲労に対しても効果が期待できるため、お風呂に浸かる習慣がない場合は、入浴することを検討してみてください。

なお、入浴方法としては、寝る1~2時間前を目安に、40度で10分程度浸かるのが良いとされているので参考にしてみてください。

有酸素運動やストレッチを取り入れる

肉体労働をしている人でも、適度な運動は疲労回復に効果が期待できます。

肉体を使って働いているため、運動は必要ないと感じる人もいると思います。

ですが、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動はストレス解消効果があるため精神的な疲労の回復に繋がります。

また、有酸素運動をするのは大変という人は、ストレッチの実施を検討してみてください。

ストレッチは、筋肉疲労の回復に効果があるとされているので、肉体労働で疲れた体の回復に向いた運動の1つです。

私は、肉体労働をしていた時から、休日は朝の散歩、仕事の日は通勤で20〜30分歩くことを意識していました。

特に休日は決まった時間に歩くことで生活リズムも整って、気持ちよく1日を過ごせるのでおすすめです。

生活習慣を整えて疲れにくい体へ

今回ご紹介した、疲労回復に期待できる方法が習慣になると生活リズムや生活習慣が整い、疲れにくくなることも期待できます。

とくに、私は有酸素運動とストレッチ、栄養バランスのいい食事を継続し始めてからは、体感できるほど体が疲れにくくなったので肉体労働をしていて体が疲れやすい人は意識してみてください!

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