肉体労働をしている人の中には、肉体労働がきつい、体を壊すかもしれないと感じている人もいるのではないでしょうか。
肉体労働をやめたいと考えている人もいるかもしれません。
当記事では、肉体労働がきつい理由を解説します。肉体労働を続けるための対策も解説しているので、ぜひご一読ください!
この記事を書いている私も元々は肉体労働を9年間していました。
肉体労働がきついと感じる瞬間がたくさんあり、工夫して乗り越えてきたので
その経験からきついと感じる理由と対策を紹介します!
目次
肉体労働がきつい理由に応じて対策をする
肉体労働がきついと感じる理由は人によって異なります。
たとえば、肉体労働の疲れが抜けない、休みが少ないなどの理由で体力的に辛いと感じている人がいると思います。
ほかにも、先輩や同僚が体を壊したり、痛めたりしているのをみて将来が不安になっているという人もいるかもしれません。
このように、肉体労度がきついと感じる理由は人によって様々ありますよね。
また、肉体労働はきついけどこのまま続けたいという人もいれば、出来れば転職や異動などをして環境を変えたいと考えている人もいるはずです。
そのため、肉体労働がきつい、辛いと感じている理由や自分が何を求めているのかに合わせて必要な対策を行いましょう。
肉体労働がきついと感じる人の対策
肉体労働がきついと感じた時に、同僚や自分が行ってきたことをもとに対策を解説します。
- 肉体疲労は生活習慣の見直しとサポーターを使う
- 収入や将来が心配になる場合はスキルをつける
- 人間関係の悩みや休みが少ない場合は転職を検討する
肉体疲労は生活習慣の見直しとサポーターを使う
肉体労働の疲れで疲労を感じる場合、まずは生活習慣の見直しをしましょう。
- 決まった時間に寝て起きる
- 湯船につかる
- ストレッチをする
- 食事をバランスよくとる
ありきたりですが、これを実践してから、自分は起きたときの疲労感が少なくなった気がします。また、ストレッチや湯船に浸かるようになってから、日々感じていた体のハリも感じ辛くなりました。
また、重いものを持ち運ぶ機会の多い人は、腰痛ベルトなどのサポーターを使用しましょう。
すでに痛みを感じている人はもちろん、まだ腰痛がないという人にもおすすめです。
実際、肉体労働をしている時に体を壊す先輩がいたため、対策として腰痛ベルトを愛用していましたが、姿勢も改善できるので、つけると腰回りが楽になります。ちなみにデスクワークになった今でも腰痛ベルトを使用しています。
デスクワークは、肉体労働している時より姿勢が一定なので腰痛を意外と起こしやすいみたいです・・・。
収入や将来が不安な場合はスキルをつける
収入や将来が心配になる場合は、スキルをつけることを意識しましょう。
スキルをつけることで改善されるものは、業界によって様々です。
たとえば、特殊車両を扱う業界では、車両の操作資格を持っている人の賃金が高くなる場合があります。ほかには、飲食業や宿泊業などの場合、簿記などの資格を取得することで経理業務なども担当できるようになり、結果的に給料をあげてもらえる可能性があります。
このように、現在の仕事に役立つスキルや資格があると、重宝される人材になるため収入アップや将来の不安に対する解決策になる可能性があります。
また、「ブログ」や「動画編集」など副業にできるスキルを検討するのも1つの手段です。本業以外のスキルを持つことで、副業や転職といった選択肢を取れるようになる可能性があるからです。
人間関係の悩みや休みが少ない場合は転職を検討する
転職の検討も肉体労働がきついと感じる人には必要な対策です。
特に、人間関係や休暇に関する悩みは、自分の努力だけでは改善できない場合があります。働きかけ次第で改善する可能性はありますが、悪化させる可能性も考えると一歩を踏み出すのが難しいからです。
そのため、自分ではどうしようもないと判断した場合は、転職を検討しましょう。
転職にも勇気が必要ですよね。なので、まずは転職サイトに登録して条件を眺めることから始めます。
すぐに転職ができなくとも、求人を眺めるだけで必要な資格やスキルなどを把握することができるからです。
自分が転職をする時は、ひたすら求人サイトを巡回して自分でも雇ってもらえそうな所を探していました。
結果的に、スキルがないと自分の希望する転職はできないかもしれないと判断して、独学でブログの運営などを行い、メディアの運営会社に拾ってもらえました。
これは、転職について考えて、市場で求められるスキルを知ったからこそ出来たことです。
また、他業種で働く友人や知り合いがいれば直接話を聞くのも参考になります。
転職サイトは、携帯アプリなどから気軽に求人を見れるので休憩時間などを活用して、色々な業界の求人を確認してみてください。
肉体労働がきついと感じる理由
肉体労働がきつい理由を、実体験や肉体労働している人の声をもとに5つ紹介します。
- 休暇が少ないため自由がない
- 肉体的な疲労が残る
- 収入が伸びない
- 将来が不安になる
- 現場での人間関係
休暇が少ないため自由がない
肉体労働を必要とする業界は、労働時間が長く週休2日を取れない状況があります。休みが少ないと自由な時間が少なく趣味や遊びに行く機会も減ってしまいますよね。
せっかく働いていても休みが取れず遊びに行けないのは、肉体労働がつらいと感じてしまう理由の1つです。
次の表は、肉体労働の多い業界の労働時間に関する調査内容です。所定内労働時間が長いほど休日が多い傾向にあります。
業種 | 労働時間 |
建設業 | 所定内労働時間:1,918h 所定外労働時間:160h |
運輸業・郵便業 | 所定内労働時間:1,777h 所定外労働時間:305h |
製造業 | 所定内労働時間:1,768h 所定外労働時間:190h |
全産業 | 所定内労働時間:1,609h 所定外労働時間:132h |
実際、知り合いのとび職は10年以上もの間、基本週休1日で働いています。天候によっては休みになることもあるため、かならずしも週休1日ではありませんが、全産業と比べると、労働時間が長く休みが少ないことがわかると思います。
ただし、道路状況などによって多少残業が発生している場合はありますが、基本的に残業はほとんどしていなかったため終業後は余裕を持って過ごせている印象でした。
肉体的な疲労が残る
肉体労働は、外仕事や夜勤、重いものを持つなど肉体的な疲労が溜まりやすい仕事です。また、労働時間が長く休みが少ない傾向にあるため、疲れが抜けにくいです。
肉体的な疲労は、肉体労働をする人が共通してつらいと感じる項目かもしれません。
実際自分が働いていた倉庫は労働時間は一般的でしたが、夜勤があったため常に眠く、重いものを持つので腰痛になっていました。また、夏は暑く更に疲労を感じる傾向がありました。
なお、仕事における肉体の負担は女性の方がきついと感じている傾向があります(*1)。
そのため、肉体労働のある仕事をする女性は、肉体労働がきついと感じる理由になると考えられます。
また、肉体労働の種類によっては残業が発生する可能性があり、肉体的な疲労に繋がる原因になります。
(*1) 第2-(1)-42図 肉体的負担が大きいと感じる労働者の割合の推移(労働者調査) | 厚生労働省
収入が伸び辛い
「収入の伸び辛さ」は、肉体労働を続けるのがきつい理由の1つです。
令和3年賃金構造基本統計調査を参考にすると、業種ごとの平均賃金が肉体労働の多い業界が低いのがわかります。
理由として、派遣労働や日雇い労働、外国人労働者などの雇用により、賃金を抑えて労働力を確保できることがあります。
そのため、肉体労働をする人の賃金が伸び辛く、割に合わないと感じるようになると推察できます。
実際自分は、9年間肉体労働をしていましたが給料の上がり幅は微々たるもので、辞める直前の給料は税金を引くと入社時と手取りが変わらない状態でした。
なお、収入を上げるために転職を検討するのも1つの手段です。
「肉体労働から抜け出す方法は?やめたいと感じたらすることを解説」では、肉体労働から転職する際の具体的な行動を解説しているので参考にしてみてください!
将来が不安になる
休みがすくない、疲れが抜けない、収入が伸びないなどの悩みから、年をとっても肉体労働を続けていけるのかが不安に感じてしまう人もいると思います。
私もこの悩みを抱えて肉体労働を続けていました。同年代の友人や知人は、出世してボーナスや長期の休暇の使い道などを話しているのを聞くたびに、自分の将来に漠然とした不安が残るようになっていました。
実際は、60歳を過ぎても肉体労働を続けている人もおり、肉体労働だからといって不安を覚える必要はありません。
それでも、世間の評価や周囲と比較して不安になってしまうのは肉体労働をつらいと感じる理由の1つかもしれません。
現場での人間関係
肉体労働がきついと感じる要因に、現場での人間関係があります。
肉体労働は、部活的な要素が強い職場が多く、上下関係が厳しい現場が多いです。そのため、先輩や上司などの機嫌を損ねて働きづらくなる場合があります。
肉体労働は、作業者間でのコミュニケーションが必要な場合が多いため、苦手な人との会話を避けられないのもつらいと感じる理由かもしれません。